ヨコタのそれはそれ、あれはあれ。

ヨコタの感じた日々のあれこれ

つまり、要約すると。

視線を逸らす。
日々のなんだかなぁ、を抱える。

彼女と僕の差は、実はない。
強いて言うなら、例えば電車のひと駅の間に、さっきまで明るかった空が夜に変わっている様なしたたかさを持ち合わせていなかったり。

例えば、例えば君のように。


降りしきる槍の中で吠える君を。
僕は記憶しよう。盾にはなれずとも、僕だけは君を記憶しよう。
その君の衝動が、誰の心を震わせられなくとも、誰の脳も揺さぶらせられなくとも、僕は君を記憶しよう。
聞こえぬなら目で、見えぬなら手で、触れれぬなら想像しよう。
猛る君を想像しよう。

それがわかるのは、紛れのない君を知っているからだよ。




視線を逸らす。
日々のなんだかなぁ、を抱える
僕らに違いはない。

視線を逸らす。
日々のなんだかなぁ、を抱える

視線を逸らす。
日々のなんだかなぁ、を抱える

君の目に映る、猛る僕の衝動。